【こどおじコラム・新卒】コネ入社

2018年8月19日2019年12月26日

Contents

1. 企業経営は遊びじゃないのよ
2. 有難いコネ入社組
3. それでも会社は回る
4. 逆転の発想、コネ作り

企業経営は遊びじゃないのよ

最近では大学医学部の裏口入学が社会的な問題となっていますが、就職となれば、こんなものはもう当たり前のように行われています。私が新卒入社した某不動産デベロッパーの同期は、コネ入社です。自分でもあっけらかんと話していました。年度の違う社員を見ても、そんな人はゴロゴロしています。

銀行、商社、広告、マスコミなんかはコネ入社のオンパレードですよ。しかし、一部の人はコネ入社＆裏口入社が許せないようです。でも仕方ないのです。だって、その人を採用した方が会社的には利益があるのだから・・・・企業経営は遊びじゃないのよ

有難いコネ入社組

例えば、A社にコネ入社したあなたは、会社に在籍中、年収1000万円の給料が約束されているとします。そーすると、1年目から定年まで約40年働いたとしたら、あなたは会社から約4億円のお金を得ることになります。サラリーマンの生涯年収は3億円にも満たないそうなので、4億円はかなり良い金額です。会社からすれば、あなたが4億円以上の利益を会社にもたらしてくれれば、あなたを雇った甲斐があったということです。次に、あなたのお父さんが有名大企業B社の社長さんだとします。オーナー社長でも、雇われ社長でも、どちらでも構いません。

銀行にコネ入行したあなた

さて、B社で新しい事業を展開することになりました。そーするとお金が必要になります。お金が必要になると、大抵の場合はまず銀行に掛け合います。どの大手都市銀行に相談しても、大体似たような提案を持ってくるはずです。B社からすれば、どこの銀行からお金を借りようが大した差はありません。なら、自分の子供が働いているA社（銀行）からお金借りるかってことになります。

これで、あなたの働くA社もお父さんの働くB社も、互いにwin-winで無事話がまとまりました。仕事を取ってきたあなたは、A社内で褒められ、出世街道を爆進します。

広告会社にコネ入社したあなた

B社の新規事業は順調に進捗して、新商品が出来ました。さて、この新商品を世の中の皆さんに知って貰うためには、広告宣伝活動が必要になります。日本で大規模広告が出来る会社となると、数える程しかしかありません。そうなったとき『どこに頼むか？』。そりゃ、自分の子が働いているA社（大手広告）に頼むかってなりますよね。

総合商社にコネ入社したあなた

新商品は好評で国内で大ヒットしました。今度は海外に販売を行っていきたいと思います。しかし、B社は海外事業を行ったことがありません。海外戦略は勿論、海外支店を作るとなった場合、どうしたら良いのでしょうか？世界中あらゆるところでビジネスを行っており、現地政府や企業と強いコネやパイプを持っている会社を持っている企業なんて存在するのでしょうか？そんなときに助けになるのが、あなたの働くA社（大手総合商社）です。海外事業の豊富なA社ならではのネットワークを生かし、現地法人の設立やパートナー探し、更には資金調達等のサポートも行ってくれます。

ここでも、やっぱりあなたの働くA社、お父さんの働くB社、お互いにwin-winで無事話がまとまりました。仕事を取ってきたあなたは、A社内で褒められ、出世街道を爆進します。

コネのお陰で仕事が回る

みたいな感じで、あなたがA社にいるお陰で、B社との取引が成立してくれました。この取引によって、A社は4億円以上の利益を得られれば、仮にどんなに仕事が出来ないあなたであったとしても1000万円/年を払い続けても痛くも痒くもありません。逆に、こんな取引を繰り返してくれるのであれば、有難いのです。

そして、恐らく上に書いたような取引だと、4億円なんて直ぐに達成できるはずです。こんなストーリーを思い描く各業界のA社には、毎年何人ものコネ入社の社員が生まれます。

それでも会社は回る

私が在籍していた某不動産デベロッパーでは、ゼネコンのお偉いさんの御子息や都内屈指の大地主の御子息、同業他社の御子息等のVIPが在籍しておりました。学歴的には、小中学からの大学附属のエスカレーター組が殆どです。仕事は出来るのかといえば、1人とんでもない真性バカがいました。色々と問題も起こしていましたが、それでも会社は回ります。下々の一般社員が苦労をすることで会社は回っていくんです（涙）。

皆さんも知っている例であれば、何年か前に某広告会社で激務＆パワハラを苦に、東大卒の女の子が自殺した事件がありました。一方で同じ会社に勤めている慶応卒の某食品メーカーの令嬢VIP組が「残業もなく、先輩も優しい」なんて語っていました。勿論、上司も部署も違うだろうし、している仕事も違うのでしょう。それでも、こーゆーのを見るとサラリーマンの悲哀を感じます。

全員をコネ入社にすると、私の元所属企業にいた真性バカみたいなのばかりで会社が回らなくなってしまうかもしれません。会社の規模や行っている事業によっても変わってくるのでしょうが、具体的な数字は分かりませんが、5％程度なら、殆ど問題ないでしょう。だから、コネ入社が無くなるなんてことはないのです。あなたが働きたいと思う企業の殆どは、コネ入社を受けて入れていると思った方が良いです。

納得いかないとお思いの方も多いと思いますが、どうにかなるものではないので諦めましょう。これで終わると『パンピーに逆転はない！！！』と当たり前のクソ記事になってチャンチャンです。そこで多くの方と同じパンピーである私がコネを作る方法を教えちゃいます。大学1，2年には参考になると思います。