【こどおじコラム・新卒】学歴フィルター(ナビサイトの裏側)

2019年12月26日


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恒例のネットニュース

新卒で就職をするとき、多くの場合は企業サイトの『新卒』『リクルーティング』、もしくはリクナビや毎ナビに行って、自分の希望する企業にチェックして応募をするはずです。そして、そこで個人情報を記載して、説明会の予約なんてことをするのが一般的かと思われます。また場合によっては、その場で志望理由や課題文を求められたりもします。

この一般的な就職活動において、毎年ネットニュースで話題に上がるのが『早稲田大学、東京大学で情報を登録したら、説明会日程が空いていたが、某5流大学で登録をすると、説明会日程が全て埋まっていた』なんてやつです。

〇ナビの裏側

私は企業サイドでリ〇ナビや〇ナビを触ったことがあるのでバラしちゃいますが、企業側の画面では、どの大学のどの学部・学科等を細かく設定することが出来ます。今の時代のシステムは分かりませんが、10年以上前の時代では『東大京大』『早慶』『関東国立大』『関東有名私立』等がデフォルトでグルーピングされていたいました。

なので、当然ですが、『早稲田、東大で説明会参加できたけど、某5流大学ではダメでした』なんていう事象が発生する設定を行うことは出来ます。この学歴のグルーピングは各企業によって違います。某有名損害保険会社で働いている同級生に直接聞きましたが、その保険会社では、第一グループ『東大&海外有名大学』、第二グループ『京大一橋』、第三グループ『早慶』と、かなり細かく設定しており、面接日程も第一グループが最も早いそうです。昔からの優良人気企業ですが、東大と京大を別のグループにするとか、流石ですわ。

立食パーティ&説明会

学歴で区別されることを書いたので、今度は私が実際受けた体験を書きます。外資系金融機関も学歴が大好きなところが多いです。既に日本市場から撤退している米系の某銀行は、有名なホテルの上層階のパーティー会場を借り切って、東大、一橋、東工、早稲田(政経、法、商、理工)、慶応(経済、法、商、理工)出身の一部の学生を招待して、立食パーティーをしつつ、会社の説明会なんてことをしていました。今では「下らなねーなー」と思うのですが、当時は「すっげー!!!外銀かっけー!!金持っているなー!!」って感じでした。

大体似たようなことを、当時のこの業界の会社はどこもやっていました。今でもこんなことをしているのかは知りませんが、立食しながらの説明会でも、当然にセレクションされているので、飯だけ食って社員に何も質問しないとか、しょーもない質問をしているヤツは入り口で自信満々に書いた「大学名と名前」の付いた名札をばっちり覚えられ、チェックされています。

今でも変わらないと思いますが、外資金融で皆が一番行きたがる米系証券。採用される人間は上の5つの学校の人が殆どだと思いますが、説明会には最近アメフトで有名になった大学等の人もいたので、その辺に関しては完全にオープンなようです。この証券会社に関しては、私は面接結構最後の方まで残ったので、どっかのタイミングで記事化でもしようかな。。。ここも当時は派手に面接というか、接待というのかしてくれていました。

人材確保は大変

『人物重視。学歴関係ない。』なんて、謳っている企業もありますが、システム的には大学の設定は当然行えるので『人物重視』はソレはソレで本当なのかもしれませんが、『学歴が関係ない』は個人的にはあり得ないと思っています。有名企業であるほど、これは間違いないと思います。

これまで3つの会社で働いてきましたが、2つの会社では、本当にとんでもないDQN野郎にあたりましたね。1人はVIP入社組、もう1人はファンドで一緒だった奴です。VIP組は最早仕方がないことと諦めるしかないですが、ファンドのケースは案外起こり得ることなので、別の記事で詳細を説明したいと思います。。。学歴もあてになりませんが、人物重視っていうのも正直全く充てになりません。どんな会社でも自社に必要とする優秀な人材を確保するっていうのはやっぱり相当に難しいです。

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