【こどおじコラム・新卒・転職】ESは全部読まれるのか???

2019年12月26日


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人事はESって全部読んでいるのか?

皆さんの内定は、ESが握っています。ES通過しないと面接にさえ辿り着けないのだから、当然ですよね。

で、ESの段階では残念ながら『学歴』が関係してくる。

以前、リクナビや毎ナビの管理画面の話をしたが、管理画面では細かく大学や学部、学科、年齢等を設定できます。

そのESですが、人事は『全部読んでます』とアピールするけど、ウソの会社もある。

1万通、2万通ESが来る人気企業のES「志望理由(400字)」「学生時代に頑張ったこと(400字)」「自分の強み・弱み(400字)」と、一般的なお題3つ提出だとして、これで1200字、原稿用紙3枚分です。

流し読みをしたとしても、3分/人くらいですかね?10000人応募者がいたら30000分=500時間です。1人で処理すると20日以上かかります。

8時間労働(/日)だとすれば、3倍で60日以上です。10人で取り掛かっていたら6日ですが、1日8時間、ES読むなんてことだけをしている訳じゃないのと、よっぽどの会社じゃないとES読むのに10人も割かないでしょう。

私が見てきた企業だと、大体4-5人未満ですね。(リクルーターとかは、営業や大学OBがヘルプしているので別ですが

そもそも人事の仕事は新卒採用時が特別に忙しいだけで、通常運転時は就職・転職支援会社とのコミュニケーション、転職者資料の作成(履歴書&職歴書&ES等のファイリング)、転職者の対応(各部署の役員等の面談調整)、親会社や子会社の人事との調整等(出向だとか、転籍だとか)をしつつ、人事以外の総務的な仕事をしている人もいます。

人事部に大量のリソースを注ぐなんてことはまずしません。

ES読まれたいなら、結論は最初に書け

仮にES全てに目を通すとしても、最初の数行で判断されます。

キャバクラで知り合った女子大生のESチェックは良くしているのですが、『結論を最初に持ってきてない』ものが多いです。

これはテクニックの話ですが、何千、何万ってES全てに目を通すスタンスを取っているなら、超高学歴を除いては、結論を最初に持って来ないとまず読まれないです。

小論文みたいな序論→本論→結論ではなく、結論(→序論)→本論(→再度結論)みたいな感じで纏めるように心がけましょう。

こんなのは、ネット上の情報で幾らでも転がっていると思いますが、一応記しておきます。

インターンのESをチェックしていた娘は、関東の有名国立大学っていうのもありましたが、昨年秋頃の金融系のインターンを見事に通過して参加していました。

この通過は間違いなく私のESチェックによるものですよ。500%間違いないです(知らんけど)。ESチェックとか、職歴書チェックとか商売したいくらいだわ。

ESは結構偉い人が読む

ESを読む人に関してですが、一番面倒な作業なので下っ端、新人が行っていそうですが、彼らが行うなんてまずありません。

一番最初のセレクションで、新人の判断で有望な学生を切り捨てていたなんてことがあってはならないので、管理職クラスの人が読むことの方が圧倒的です。

下っ端がやるのは、就職セミナーやインターン用の資料作成や雑用が基本です。

Cランク以下は下っ端、新人に読ませて良いと思ったのを、上に上げるなんてことはやっているなんて言うのは聞いたことがあります。

大量のESが送られてくるのだから、残念ながら、ES読む前にやっぱり学校名で切っちゃうなんてザラです。

もしくは筆記試験を用意しておく。これを用意しておけば、筆記試験が悪かったのかと学生さんも納得させられるでしょ。

要するに皆さんが、頑張って書いたESは読まれないケースもあります。

私が2社目にいた会社は巨大企業だったので、何千人も応募があったようです。

こんな状況で送られてきたES全部を紙で打ち出ししていたら、社内のコピー機全部は大袈裟ですが、人事フロアのコピー機じゃ足りません。そんなことしたら、他部署の仕事が回らなくなってしまいます。

序でに言えば、紙代の無駄とかいって怒られます。「紙代けちるの?」って思われるかもしれないですが、私は3社で働いたことありますが、全社はめっちゃうるさかったです。

「去年に対して幾らの削減した」まで2社は出していました。1社目は当初はいつでもコピー取れる状態だったのですが、費用削減のため、カード式になり、他の2社は入社した時からカード式でした。

こんな状況なので、新入社員全員のESを打ち出すなんてしません。

転職時はESちゃんと読まれている

尚、転職時のESに関しては全部読まれます。

大体的な公募とかでない限り(公募でも新卒に比べ数は少ない)、1週間に数通程度しか転職者の履歴書&職歴書なんて届かないですし、ESをそもそも設定してない会社も多いです。

履歴書&職歴書で「ドコ大出身」「ドコ会社出身」「どんな仕事をしてきたか」を確認して、ESや筆記試験の提出を求めていたら、その内容を確かめるって感じです。

大体、人事関連の課長クラスの人間が読んで、面接するか・否かを決めます。

面接するとなったら「人事課長・部長」→「担当部署・部長クラス」→「役員・取締役」くらいの3回って感じですかね?

転職時の方があなたの書いた履歴書&職歴書&ES他が読まれる確率は圧倒的に高いので、努力が報われる確率が高いです。

それでも結構な確率でES落ちもあります。落ちる理由は、「ドコ大出身」「ドコ会社出身」「どんな仕事・経験をしてきたか」「資格の有無」「ESお題の出来」これらのどれかが気に入らないってことです。私もES落ちなんてザラでした。

「ドコ大出身」「ドコ会社出身」は変えようがないけど、「どんな仕事・経験をしてきたか」「ESお題の出来」に関しては幾らでも上手に表現すること出来ます。

「資格の有無」に関しても、頑張って必要となる資格を得てくる。もしくは取得の意志を見せる等を表現することは出来ます。

ES通らない人は、『職歴書』を改めて精査して書き直した方が良いです。ちょっと書き方を変えるだけで、ESが通りやすくなるなんてことはザラです。

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